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今週の記事1本

こちらでは、カトリック新聞に掲載されている記事を、毎号につき1本お読みいただけます。



教皇
「祖父母と高齢者のための世界祈願日」
メッセージ
「わたしはいつもあなたとともにいる」
【バチカンCNS】
 
 

教皇フランシスコは自分と同じ高齢のカトリック信者に向けて、神は身近におられ、彼らの人生の計画をまだ用意されていると指摘している。
  現在84歳の教皇は、76歳の時に教皇に選出されたが、「身をもってあかしできるのですが、わたしがローマの司教の召命を受けたのは、いわゆる定年を迎え、これ以上新たなことはできないだろうと思い込んでいたときでした」と語る。
  「主はいつもわたしたちのそばにいてくださいますが、いつでも、新たな招きをもって、新たなことばとともに、慰めを携えておられ、いつもわたしたちのそばにいてくださいます。お分かりでしょうが、主は永遠であり、決して引退なさいません。決してです」と教皇は第1回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」のメッセージで述べている。
  「わたしはいつもあなたとともにいる」(マタイ28・20参照)と題されたメッセージは6月22日に発表された。祈願日はイエスの祖父母、聖ヨアキムと聖アンナの記念日に近い7月第4日曜日(今年は7月25日)に祝われる。

 高齢者の召命

 世界中の高齢者が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のために肉体的、精神的、霊的に苦しめられ、今も苦しんでいるが、福音を宣(の)べ伝えるというキリスト者の召命は、今も昔も全ての人に関わってくる、と教皇フランシスコは強調する。
  「よく聞いてください。今日、この年齢であるわたしたちにとって何が召命なのでしょう。ルーツを守ること、若者に信仰を伝えること、幼い子の世話をすることです。それを忘れないでください」
  教皇は「兄弟愛と社会的友愛をもって明日の世界を、嵐の後にわたしたちと子どもと孫とが生きる世界を築くには、あなたが必要なのだということです」と高齢者に語り掛ける。
  そして、より良い未来は、「夢、記憶、祈り」という柱の上に築かれるべきであり、その柱は「わたしたちの中のもっとも弱い人にも」神の助けを借りて建てることができるものなのだと言う。

 夢、記憶、祈り

 グローバル社会を新たな道に導くためには、若者のエネルギーと熱意が必要であることは間違いないが、「正義、平和、連帯を求めるわたしたちの夢の中に、若者たちが新たな幻(ヴィジョン)をもつ可能性が秘められて」いると教皇フランシスコは指摘している。
  そして「記憶がなければ、そうした世界を築くことはできません。基礎がなければ家は建ちません。決して。そして、人生の基礎は記憶なのです」と続ける。
  教皇は多くの高齢者が戦争や移住の必要に迫られた経験を持つことを指摘し、「戦争のつらい記憶」を共有することの重要性と、「新しい世代がそこから平和の価値をどれほど学ぶことができるかを思う」と強調している。
  教皇は最後に祈りの重要性について言及し、高齢者に「あなたの祈りは、価値ある資源なのです。教会と世界がそれなしではいられない『肺』なのです」と語る。
  メッセージの日本語版は、カトリック中央協議会のウェブサイト
(https://www.cbcj.catholic.jp/category/document/docpope/elderly/)で掲載予定。

 

 

 

パラグアイでの教皇(CNS)













 

 

 

 

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