HOME > 今週の記事1本 前画面に戻るカトリック新聞トップページへ

今週の記事1本

こちらでは、カトリック新聞に掲載されている記事を、毎号につき1本お読みいただけます。



カトリック信者が礼拝の説教
神戸
牧師不在の教会で毎月



第2バチカン公会議以後、信徒の奉仕職が見直され、福音宣教は、司祭や聖職者に限らず、すべてのキリスト信者にも託されているということが強調されるようになった。
  六甲学院で社会科を教えて38年目になるカトリック信者の吉村信夫さん(64)は、毎月1回プロテスタントの教会で、日曜礼拝の説教をしている。
  この教会は、神戸市東灘区にある「神戸新生バプテスト教会」で、1990年から宣教活動が始まった。ところが2000年から牧師を派遣できなくなり、以後、信徒が交代で礼拝の奨励(信仰の励ましとなる勧めの話)をせざるを得なくなった。
  2014年から、教会の信徒たちは、資格にとらわれず、みことばを忠実に解き明かす説教者を、教派の垣根を超えて依頼するようになった。
  当時、吉村さんは、六甲学院の生徒の母親を対象に聖書講座を行っていたが、生徒の保護者で、その会に参加者していた同教会の信徒が、礼拝説教を吉村さんに依頼してはどうかと思い立ち、教会の人たちに相談した。
  その結果、一度お話しに来てもらおうということになり、吉村さんが教話をしたところ、好評で、とても感謝された。それ以後、続けて依頼されるようになったという。
  現在、吉村さんは他のメソジスト派の牧師や教職者と交代しながら、月1回説教壇に立って、聖書に基づくいろいろな話を30分程度行うという。礼拝の参加者は約15人程度。すでに3年半続いている。
  吉村さんは、六甲学院で宗教を教えてきた他、大阪教区の生涯養成委員会で多くのプログラムを作成し、自分が所属する六甲教会や神戸三宮のセントポール書店の集会室で一般向けキリスト教入門講座を20年近く行ってきた。高松教区や札幌教区で開かれた信徒養成コースにも協力した。これらの経験や知識を生かし、自作の資料も準備して説教に臨む。これからも続けられる限りやりたい、と意欲をのぞかせている。

 



神戸新生バプテスト教会で説教壇に立つ吉村さん

 

カトリック新聞社
135-8585 東京都江東区潮見2-10-10日本カトリック会館5階
TEL 03-5632-4432  FAX 03-5632-7030

前画面に戻るカトリック新聞トップページへ
カトリック新聞HOME