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今週の記事1本

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教皇フランシスコ 訪日へ
自ら 日本の司教団代表に明言
核兵器の非倫理性 宣言か



 教皇フランシスコは12月17日、バチカンを訪れた前田万葉枢機卿(大阪教区)らと会い、2019年に日本を訪問する意向を自ら伝えた。
  教皇は18年9月、訪日の希望を公言したが、教皇庁からの正式な発表がない中、前田枢機卿と日本カトリック司教協議会会長の見三明大司教(長崎教区)、菊地功大司教(東京教区)らが今回、直接バチカンを訪ねた。
  この日は教皇の82歳の誕生日に当たり、前田枢機卿に同行した巡礼団も教皇に謁見。ケーキを持参して祝意を伝えた。教皇はその場で「私は来年の終わりごろに日本に行きたいと思っています。今日は日本訪問の“食前酒”のようなものです」と語った。
  同行した見大司教は、この言葉を聞いた瞬間、「やはり日本訪問は確実なことだ」と実感したという。
  その後、前田枢機卿と見大司教、菊地大司教、ヨゼフ・アベイヤ補佐司教(大阪教区)、カトリック中央協議会ローマ駐在員事務所長の和田誠神父の5人が執務室に招き入れられ、教皇と相対して話した。
  見大司教からは長崎県知事および長崎市長からの招待状や、用意した親書も手渡すなどした。
  教皇はそこでも、「私は来年の終わりごろ、日本を訪問したい」と明確に述べた。
  教皇は訪問場所の候補として東京、長崎、広島の地名を挙げ、訪日の際には、要人と会うほか、核兵器について、使用だけでなく製造の非倫理性も宣言するつもりだと話し、諸宗教者との対話も大切にしたいと語った。また日本の高齢者や自死する若者が多いことも心にかけていると話した。
  教皇との会談は30分以上に及んだ。教皇訪日の日程やプログラムの詳細は、今後、検討される。
  同日夜、前田枢機卿と3人の司教たちは教皇庁国務省長官ピエトロ・パロリン枢機卿を訪ねた。そこでは教皇訪日の話題のほか、日本の憲法改正に関する政府の動き、中国や朝鮮半島の情勢と日本との関係などについても意見を交換。パロリン枢機卿は「聖座はそれらのことに関心を持っています」と述べた。

 



12月17日、教皇フランシスコの執務室で。
教皇の正面向かって右から菊地大司教、前田枢機卿、見大司教、アベイヤ補佐司教、和田神父(CNS)



 

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